数十年前に、山中教授がiPs細胞を発見してから医療の世界は一気に進歩し、難病患者と呼ばれている人たちの期待は高まりました。
iPs細胞の実用化は、まだまだ先だと誰もが思っていました。
早くても後5年はかかるのではないか、そういった考えを払しょくしました。
長年研究を続けて、その発表がノーベル賞を受賞し、そして今まさに臨床として実用されつつあるのです。
難病といわれ、治療の目途が立たなかった患者たちにとって、とても明るいニュースであり、希望になりました。
このように実用化されることで、長年研究を続けてきた山中教授はコツコツと仕事をしてきたやりがいを感じているのではないでしょうか。
あらゆるものに変化することが出来る細胞だけに、期待するもの以外に変化することも考えられるので、実際に臨床を行うまでには気の遠くなるような実験が重ねて行われ、同じ結果しか出ないようになるまで何度も何度も研究を進めるそうです。
これは根気と信念がないと出来ない仕事です。
実用化にまで進めた医療関係者の努力は相当なものだったと思います。
最初に実用化されるかと思っていた網膜なども近々発表がされるかもしれません。
ロービジョンの患者が、これでメガネやコンタクトによって街を歩くことも可能になるかもしれません。
大きな期待を現実にしつつあるiPs細胞ですが、くれぐれも慎重に進めて希望の炎を消すことがないように願います。
また、これからも山中教授のような研究者が、後に続いて医療の進歩に力を注ぎ、その仕事にやりがいを感じてもらえたら、と思います。
そして、難病を抱える人たちに大きな希望となるような発見を、これからも続けていただきたいと願います。
医療従事者向けではありますが、難病患者について詳しく書かれたサイトを見つけたので、知りたい方は『看護師として難病患者にできること』を御覧ください。
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