もっとお薬手帳を活用しよう

子供の頃から通っている小児科で、大人になっても喘息で通院しているという人がいます。

大人になったら病院を変える人が多いと思うのですが、近所であり、また既往歴も熟知してくれている医師や看護師のいる病院は何より患者にとって安心なのでしょう。

病院が違うと、なかなか服用している薬の内容であったり、過去の病気や怪我についての情報は患者本人に聞かないとわからないことの方が多くあります。

ですが、患者も時が経つと記憶が薄れてしまって、何年にどのような病気をしたのか、怪我をしたのか、曖昧になったりします。

年齢が高くなるほど記憶が曖昧になるのは仕方のないことです。

しっかりした患者や、病院に通い慣れている患者は記録帳を作成していたり、お薬手帳を必ず持っていたりします。

初診で訪れた病院では問診票を渡され、アレルギーなど記入することがありますが、お薬手帳を提出するように言われることはあまりありません。

薬によっては副作用が出たり、また効果がなくなってしまったり、効果が倍増してしまったりといったことがあります。

医師や看護師は患者の問診票だけを留意するのではなく、このように利用されているお薬手帳なども必ずチェックする必要があるかもしれません。

場合によっては医師や看護師よりも薬に関して詳しい患者もいます。

このような患者であれば、薬の内容を見て医師に質問などをしてくれるので助かるのですが、多くの患者は医師が処方した薬をそのまま信じてしまいます。

お薬手帳があれば薬局で薬剤師が気付くケースもありますが、サプリメントや健康食品が簡単に入手できる時代ですから、やはり看護師、医師、薬剤師といった何度もチェックする重要性も考えなくてはいけないかもしれませんね。