昔はたくさんあった生命保険会社が、気づくと合併などで良く見聞きしていた保険会社が減っているような気がします。
もちろん、新規の保険会社も出てきてはいます。
特に自動車保険の会社はいくつもが1つの会社にまとまったりして、ユーザーとしては戸惑うことが多くあります。
保険会社が融合するのは良いのですが、保険のサービス内容に変わりはないのでしょうか。
自動車保険の場合は、保険会社全てで利用している基準がありますから、車種や年式、ドライバーの年齢などで保険金額を確定するので、さほど大きな差があるようには思えません。
今まで自動車保険の会社を決める時にアドバイスされていたのは、対応が早いところや、担当がすぐに現場にやってきて処理を指示してくれるところが良い、といった話でした。
確かに通常、何事もなければ自動車保険は加入して月々支払いをするだけで、利用する機会はありません。
むしろ利用する機会がない方が良いものが保険ですから、いざ利用しなくてはいけないような事故などに遭遇した時、人間は慌ててしまい判断力が疎かになってしまいます。
相手が事故に慣れている場合、良いように振り回されてしまうことも少なくありません。
まずはユーザーが事故を起こした場合でも、安心して保険を利用出来るようなシステムを構築しておくことが保険業界のエンジニアの仕事ではないでしょうか。
保険に加入してもらった時だけに対応するのではなく、普段からユーザーとの情報交換などが気軽に出来るような環境であれば自己の処理もスムーズに進むと思います。
今では携帯電話やスマートフォン、タブレットなどといったインターネットが利用出来るものを持っているユーザーがほとんどです。
いつでも簡単に連絡が取れる方法と即対応が出来る環境を作ることができるかどうかが、エンジニアの腕の見せ所かもしれませんね。